函館はこれでいい、レンガ街と一杯の夜

函館に着いたら、やることは決めている。

まずは、レンガ街を歩く。

あのあたりは、特別なことをしなくていい。
海を横目に、赤レンガの建物の間をゆっくり歩くだけで、十分に気分が変わる。
少し冷たい風も、この街らしさの一部だ。

歩き疲れたら、どこかでお茶をする。
コーヒーでもいいし、軽く甘いものでもいい。
予定を詰めないと、こういう時間がちゃんと取れる。

それだけで、もう満足に近い。

あとは夜。

無理に店を探し回らなくていい。
気に入った店に入って、少しだけいいものを頼む。
何を食べるかは、その日の気分で決めればいい。

食べ終わったら、ホテルに戻る。

今回は、函館国際ホテル。
港にも近くて、この流れにちょうどいい場所にある。

どこか寄り道してもいいし、そのまま帰ってもいい。
部屋でゆっくりする時間も、この旅の一部だ。

バーがあれば一杯だけ飲むのもいい。
そのまま温泉に入ってもいい。
気づいたら寝てしまうくらいが、ちょうどいい。

函館は、予定を埋める街じゃない。

少し歩いて、少し飲んで、あとはゆっくり過ごす。

それくらいが、この街にはよく似合う。

澄んだ空気と冷た風、その先にある函館

函館に降り立った瞬間、まず感じたのは空気の澄み方だった。
東京とは明らかに違う、どこか透明感のある空気。
ただ、その空気に触れてすぐ、春はまだ少し遠いと気づく。風がまだ冷たい。

この“澄んでいるのに、冷たい”という感覚が、今回の函館を象徴していた気がする。

朝に到着し、ホテルに荷物を預けてそのまま街へ出る。
まずは駅近くの市場へ。

いわゆる有名店に入ってみたが、正直なところ期待とは少し違った。
値段は高めで、味も「これなら…」という印象。観光地価格という言葉が頭をよぎる。

旅ではこういうこともある。
むしろ、この小さな違和感が、その後の体験をより際立たせることになる。

気を取り直して、教会群へ。
坂を上がりながら、港を見下ろす。派手さはないが、どこを切り取っても絵になる街だ。

赤レンガ倉庫まで降りてくると、観光地らしい賑わいの中に、どこか落ち着いた空気がある。
ただ歩いているだけで成立する、そんな街のリズムが心地いい。

合間に、市電に乗って五稜郭へ向かった。
考えてみると、市電に乗るのはいつぶりだろう。

ゆっくりと街をなぞるように進むあの感覚。
スピードの速い移動では得られない、街との距離の近さがある。

五稜郭では、ちょうど桜が咲き始めていた。
満開ではないけれど、その“咲き出し”のタイミングが、かえって貴重に感じられる。

短い時間だったけれど、静かで、いいひとときだった。

夕方はハイヤーで函館山へ。
夜景もさることながら、日が落ちていく時間帯の静けさが印象的だった。街がゆっくり夜に変わっていく、その過程を見る贅沢。

夜は居酒屋の魚和へ。
ここで流れが一気に良くなる。

ウニと塩唐揚げ。
どちらもシンプルなのに、妙に記憶に残る味だった。

「また食べたいな」と、その場で思ってしまう料理はそう多くない。

そのあと倉庫街の夜景をもう一度歩く。昼とはまったく違う顔になる。

勢いでハセガワストアに立ち寄り、焼き鳥弁当を買う。
「函館に来たら一度は」というやつだ。

……ただ、ホテルに戻ってそのまま寝てしまい、結局食べることはなかった。
少しもったいないけれど、それもまた旅らしい。

温泉に入ろうと思いながら寝落ちしたことも含めて、この日の締めとしては妙にしっくりきている。

翌朝はしっかりと起きて、ホテルの温泉へ。
体がゆっくりとほどけていく。

朝食も話題通りの美味しさ。
ただ、それ以上に「また少し寝てしまった時間」のほうが記憶に残っているのが面白い。

チェックアウト後は倉庫街をもう一度散歩し、スタバでひと休み。
そのあと「あじさい」で塩ラーメン。

函館といえば、の一杯ではある。
ただ、正直に言えば自分には少ししっくりこなかった。

普段あまりラーメンを食べないせいかもしれない。
こういう“有名だけど自分には合わない”という発見も、旅のひとつだと思う。

午後は湯の川温泉へ移動し、ホテル万惣の日帰り温泉へ。

ここが、今回の旅のハイライトだった。

正直、そこまで期待していたわけではない。
「少し立ち寄るか」くらいの気持ちだった。

それが、いい意味で完全に裏切られる。

空間の清潔感、湯の質、温度のバランス、そして静けさ。
どれをとっても完成度が高く、気がつけば時間を忘れていた。

“温泉に入る”というより、“整う”という表現のほうが近い。

市場での違和感、ラーメンの微妙な距離感。
そうしたものがあったからこそ、この温泉の良さがより際立った気もする。

海を眺めながら、ただぼんやりする時間。
観光地に来ているはずなのに、やっていることは普段の週末と大きくは変わらない。

でも、それでいいと思った。

無理に詰め込まず、ただ気持ちよく過ごす。
函館は、そんな時間の使い方が似合う街だ。

次に来るときは、もっと欲張らずに過ごそうと思う。
朝市はたぶんスルーして、倉庫街で港を眺めながらゆっくりする。
そのままホテルに戻って、温泉に入る。

そして夜は、もう一度あのウニと塩唐揚げを食べに行く。

函館は、“何かをする場所”というより、“少しだけ整える場所”なのかもしれない。

人生がご褒美だから、思い立ったら台北へ

台北は、何度か訪れている街です。

なぜかまた行きたくなる。
気がつくと、次の行き先に選んでしまう場所です。

一番の理由は、その“近さ”だと思います。

飛行機に乗れば、思っているよりもすぐに着く。
海外でありながら、どこか気軽に行ける感覚があります。

週末や連休でも、無理なく楽しめる。

人生がご褒美だから、思い立ったら行ける場所があるのはありがたいことです。

それが、自分にとっての台北です。

現地に着けば、美味しい食事と街の活気が待っている。

それでいて、どこか落ち着く空気もある。

何度でも行きたくなる理由は、
そうした“ちょうどよさ”にあるのかもしれません。

また、ふと思い立ったときに訪れることになると思います。

ただ、最近は少し違った台北の楽しみ方もしています。

この前は、101の近くのヒルトンに泊まりました。
台北101 周辺は新しい街で、新光三越などが並ぶエリアです。

昔ながらの台北もいいのですが、
自分はどちらかというと、こういう都会的な雰囲気が好きなのかもしもしれません。

宮古島、何度でも戻りたくなる理由

宮古島は、何度も訪れている場所です。

リラックスできる場所でもあり、
なぜかまた戻ってきたくなる場所でもあります。

特別なことをしなくてもいい。
ただゆっくり過ごすだけで満たされる。

そんな時間がここにはあります。

2月の宮古島は、観光シーズンほどの賑わいはなく、
落ち着いた空気が流れていました。

少し肌寒い日もありますが、
その分、静かに過ごせるのが心地よく感じます。

宮古島では、ホテルのラウンジでお酒を飲みながら海を眺める時間が一番好きです。

オリオンビールから始まり、ゆっくりと赤ワインへ。

ただ海を見ているだけなのに、
なぜかそれだけで満たされていく。

特別なことをしなくてもいい。

宮古島は、そんな時間を過ごす場所だと思っています。

飛行機に乗って遠くまで来る価値がある。

そう思える場所のひとつです。

気がつくと、また来たくなっている。

宮古島は、そんな島です。

✈️「ソウル帰り、空港までが意外と大変だった話」-おまけ

帰りは少し苦労しました。

空港へ向かう途中、思った以上にバタバタしてしまいました。

まず、トイレに行きたくなり、落ち着かない状態に。

こういうときに限って、なかなか見つからないものです。

さらに、ソウル駅 で空港鉄道への乗り換えに戸惑いました。

ガイドブックには「A’REXに乗ればOK」と書いてあるのですが、

地下鉄4号線でソウル駅に着いても、それらしい表示がなかなか見つかりません。

改札の外に出ないとトイレもなく、少し焦りました。

最終的には奥さんが見つけてくれたのですが、

「これ、わかりにくいよね」と思わず声が出てしまうほど。

(Airport Railroadという表示に気づかないでしょ!)

しかも、途中まで「A’REX」という表示がほとんどなく、

乗り場の近くに来てようやく見つかる感じでした。

正直、それでは少し不親切に感じます。

改めて、時間に余裕を持って動く大切さを実感しました。

こうした小さなトラブルも含めて、旅なのだと思います。

これから行く方は、少し余裕を持って移動すると安心です。

静かな歴史とにぎやかな屋台、ソウルを歩く週末

ソウルでは、歴史を感じる場所をゆっくりと歩く時間もありました。

昌徳宮 をはじめ、

三清洞

北村韓屋村 といったエリアは、

落ち着いた空気が流れていて、歩いているだけで気持ちが穏やかになります。

日本とはまた違う、歴史の重みと静けさが印象的でした。

一方で、

南大門市場

明洞 に行くと、

まったく違う世界が広がっています。

屋台が並び、人であふれ、活気に満ちた空間。

そのにぎやかさもまた、ソウルらしさのひとつだと感じました。

静かな歴史と、にぎやかな街。

正直、人が多すぎて少し驚くほどでした。

そのにぎやかさもまた、ソウルらしさのひとつだと感じました。

その両方を感じられるのが、今回のソウルの印象です。

そして忘れてならないのがお洒落なホテルのレストラン、朝食で利用しました。ゆっくりと優雅に過ごせた弾丸旅行でした。

金浦空港から、ソウルの夜へ

夜の金浦空港に到着。

今回はエコノミーなので機内の話はさらっと流して、ここからが本番です。

到着後は、そのまま外へ。

韓国では配車アプリもかなり一般的で、今回はUberを利用します。

ただし、ここでちょっとしたポイント。

金浦空港のターミナル1を出たところがそのまま乗車エリアになっていて、

Uber専用の乗り場は特にありません。

タクシーと配車の車が同じ場所に集まるので、

最初は少し混雑していて戸惑うかもしれません。

アプリでナンバーを確認しながら、

「あ、この車かな」と探すあの感じも、旅の一部ですね。

車に乗り込んで、いよいよソウルの街へ。

夜のソウルは、やっぱりいい。

ネオンとビルの灯りが続いて、

車窓から流れる景色だけでテンションが上がります。

漢江を渡るルートだから、橋の上から見える夜景がまた格別。

短い移動時間でも、

「ああ、ソウルに来たな」と実感できる瞬間です。

そして到着したのが、今回の宿。

明洞にあるホテル28

大きなホテルではないけれど、

その分、センスの良さが際立つブティックホテルです。

映画をテーマにした内装で、

ロビーに入った瞬間からちょっと特別な空気。

チェックインもスムーズで、

長旅の疲れを感じさせない心地よさがあります。

「派手じゃないけど、ちゃんといい」

そんなホテルに泊まると、

旅の満足度ってぐっと上がる気がします。

このあと、軽く一杯いくか、それともそのまま休むか。

明洞の夜は、まだこれからです。

✈️「ソウルへ出発前、ANAスイートラウンジで過ごす時間」—初めてのソウル②

今回のソウルは、夜8時の便でゆっくり出発しました。

出発前は、全日本空輸のスイートラウンジで過ごします。

落ち着いた空間で、これから始まる旅を感じながらの時間。

こういうひとときも、旅の楽しみのひとつだと思っています。

ラウンジバーでは「オランジェットマティーニ」というカクテルをいただきました。

少し特別な一杯が、これからの旅の気分をゆっくりと高めてくれます。

慌ただしく移動するのではなく、

こうして空港での時間も楽しむ。

それもまた、自分にとっての旅のスタイルです。

なんて書くとオシャレ極まりないのですが、慣れないスイートラウンジで、これでもかと食事して、これまた慣れないカクテル頼んだものだから、カクテル思った以上に重くてグラス動かす時にこぼすし、黙ってワイン飲んだらよかったかなと思いつつ、やっぱり旅だよなと、いい記念だったなと、そんな気分です。

週末ソウル、光化門広場でBTSの3年9ヶ月ぶりコンサートに遭遇

週末を使ってソウルに行ってきました。
今回は特にイベント目的ではなかったのですが、
現地で思いがけない出来事に出会いました。

ソウル中心部の光化門広場 で、
BTS のコンサートが開催されていました。

しかもこれは、3年9ヶ月ぶりの開催とのこと。
街全体がイベントのような雰囲気で、どのお店でもBTSの音楽が流れ
普段の旅行とはまったく違う空気でした。

広場には多くの人が集まり、その熱気はとても印象的でした。

偶然のタイミングでしたが、こういう体験も旅の面白さだと感じました。

普通に観光するだけでは出会えない、記憶に残る週末になりました。

もちろん、焼肉も最高です。